会社の電話をPanasonicのKX-UT123からGrandstreamのGXP1628に変更しました。
※本社と支店間の電話転送で少しでも行程を削減しようと思ったもので
弊社のIP-PBXはCentOS+Asterisk1.8にて構築してあります。
新しい電話機のGXP1628はBTF(Busy Lamp Field:回線が使用中などにピカピカ光るランプ)付きで、Asteriskの設定にてこのボタンに対応しようと思いました。
※取りあえずgrandstreamの製品サイトに設定が載っている
基本hintを番号に付与します。
extensions.conf
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[BLF_Group_1]
exten => 203,hint,SIP/203
exten => 204,hint,SIP/204
exten => 207,hint,SIP/207
exten => 208,hint,SIP/208
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電話番号(内線)もグルーピングします。
sip.conf
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[201]
subscribecontext=BLF_Group_1
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通常上記設定だけで行くはず!と思い、再起動
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service asterisk restart
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BLFが緑に光っているが、電話するとアクティブにならない。。。
取りあえずググるのですが、非常に情報が少なく、あっても日本語は皆無。ひょっとしてasteriskから電話に通知されていないのではと思い、CLIにて確認します。
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localhost*CLI; core show hints
-= Registered Asterisk Dial Plan Hints =–
207@BLF_Group_1 : SIP/207 State:Idle Watchers 1
204@BLF_Group_1 : SIP/204 State:Idle Watchers 1
203@BLF_Group_1 : SIP/203 State:Idle Watchers 1
208@BLF_Group_1 : SIP/208 State:Idle Watchers 1
————————
– 9 hints registered
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あれ?電話機がアクティブなのにState:Idleのままです。。。やはりAsteriskから通知されていないと確信し、ならば通知してやる設定をなんとか探して付与します。
sip.conf
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[general]
callcounter=yes
busylevel=1
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と2行を追加して再度Asteriskを再起動します。
ピカピカ!!!
CLIで見てもState:InUseになっている旨を確認し、ほっと一息です。
※ちなみに電話機の方でもBLFボタンの設定が必要です。
次にこのGXP1628(というより海外のIP電話では一般的かも)では転送がブラインドになっています。なので本社支社間で転送するとき、「○○さんに電話です」という保留転送ができないのです(ひょとして保留転送もできるかもしれませんが、見つけられませんでした)。
なのでパーク転送という設定をいれました。
features.conf
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[general]
parkext => 700
parkpos => 701–702 ; パーク保留は2回まで設定
context => parkedcalls
parkingtime => 45
transferdigittimeout => 3
parkinghints => yes ; パーク転送するとBLFを点滅させるため
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extensions.conf
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[default]
include => parkedcalls
[BLF_Group_1]
exten => 701,hint,park:701@parkedcalls
exten => 702,hint,park:702@parkedcalls
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上記設定を行った後、Asteriskを再起動します。
電話をかけて内線700に転送します。すると701に設定したBLFが点滅し、この内線を取ると再び通話できるようになりました。