弁償 (※不快な表現が含まれるため閲覧注意)

吐瀉物で他人様の持ち物を汚してしまった場合の弁償について、協力する機会があったので参考までに記載。
(尚、筆者は加害者ではありません)

■状況

・加害者が被害者のカバン、靴、衣服(下)に対して吐瀉物の飛沫で汚してしまった。
・被害者は、被害にあった物を廃棄する考えのため、新品購入費用を加害者へ請求。
・被害者から各費用の提示があったが、被害物の情報は不明。(後聞きでは処分済であった)

■法的内容

法的に見た場合、加害者の行為は他人の権利や法律上保護される利益を侵害したということで不法行為となり、それによって生じた損害は不法行為責任として被害者に賠償する責任を負うことになるとのこと。また、その賠償は被害を受けて下がってしまった物の価値に対して負うことになるようです。

■賠償額について

最低限の賠償を考えた場合、衣服、カバンであればクリーニングでの現状回復が見込めるためクリーニング代程度になると思われます。(慰謝料は加害者判断による)
しかし、根本原因がウイルス性食中毒の可能性もあるためクリーニングせず廃棄に至る場合もあると思います。その場合でも、損害賠償の場面では、物は一般的に減価償却により価値が逓減すると扱われるので、新品購入ほどの賠償義務は発生しないようです。

■被害者への相談

今回、クリーニング想定額+慰謝料と被害者から提示された新品購入額が近い金額であったため(現物情報が無いので不本意はあるが)、提示された額面を用意し「クリーニング代+慰謝料で新品購入をしてください」と相談、被害者側にも納得頂けたので、賠償責任はこれで終えることに。

■折り合いが付かなかったら…

もし、被害者が相談に応じてくれず、新品購入費の他、想定外の慰謝料を要求してきた場合には、少額訴訟を起こして頂き、そこで下された判決に従うのが互いの納得のために良いのかと。

■備考

・他人に迷惑を掛けないよう自己管理を徹底する。
・他人からの被害を受けないよう周りに注意する。
・もしもの場合に備えて個人賠償保険に入っておく。
・加害者、被害者どちらの立場でも、賠償額を正確に把握するため被害状況を把握しておく。